整形外科フットケア外来
足のトラブルについて
足は歩くことにより第2の心臓と言われる重要な機能を持っております。
しかし、この重要な足にトラブルを抱えている方が多く、そのトラブルに対し種々の治療法や製品が混在しております。
医学的、実用的に有効と思われる足のトラブルの医学的な予防法や治療法の紹介、相談などを通じて足のトラブルを予防していきたいと考えております。
代表的なトラブルとしては外反母趾、巻き爪、陥入爪、胼胝、糖尿病足、足のしびれ、疼痛など多くの障害があります。
外反母趾
代表的な足のトラブルである外反母趾に対しては非医師による保存療法が氾濫しており、出来るだけ医学的根拠に基づいた情報の提供をと思い、一般の方でも判り易い医学書として「診断と治療社」より、「外反母趾FAQ予防・治療の実践ガイド・正しい靴の選び方、履き方」を出版いたしました。
医学書を扱っている丸善、三省堂、ジュンク堂、大竹書店などにあり、インターネットでも購入できます。
外反母趾についてついて充分理解して頂くには足のチェック、履物・靴下のチェック、室内履きのチェックから靴の選び方、靴の履き方、予防運動、生活習慣、などお話しすることが多く長時間の説明になってしまします。
そこでこの本では一般の方にも判り易いQ&Aで記載しましたので判る所だけでも読んで頂ければ早く、正しく理解して頂けるものと思い出版しました。
外反母趾進行度チェック一覧
あなたの外反母趾変形の程度は?
軽度:外反母趾30度。以下(10)までは予防を心掛ければ手術の必要はない。
中軽度:外反母趾30度〜40度。(11)〜(14)で母趾と第2趾が衝突しトラブルを生じやすい。積極的な対策が必要。
重度:(15)以降で変形によるトラブルによっては手術の適応になる。
(18)以降は外反母趾変形が小さくても内反小趾も加わり高度のすぼみ足になっており、早期から積極的な予防が必要である。高齢者であっても手術の適応となる。外反母趾変形は年齢とともにつよくなる。悪化しないように予防に心掛けることが大切である。
※柴田義守著:「外反母趾FAQ予防・治療の実践ガイド、正しい靴の選び方、履き方」、診断と治療社、2011、vより許諾を得て転載
巻き爪、陥入爪
治療法は種々あり爪の状態により治療法を選択する必要が有ります。当院では痛みのない方法であるCorectio法やワイヤー法、ガーター法などを行っています。
糖尿病足
糖尿病による足部障害は年々増加し下肢の切断に至ることが多いので定期的なチェックとケアが必要です。
切断までにならない様に気を付ける必要があります。加齢に伴い足も洗えない、足爪が切れない、切り方が悪い方が多くみえますので、フットケアが益々重要になってきました。
診察をご希望の方はご来院の日時と症状、来院時には履物を持ってきて頂くなどのお話をしたい事が有ります。下記の時間帯にお電話下さい。
整形外科フットケア・外来予約時間
火曜日、金曜日:午前9:00-12:00
TEL:052-521-2788