12月のやりがい報告
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。2022年こそコロナが収束し、安心して穏やかな日々が過ごせるようになれることを切に願います。
訪問のリハビリで、【やりがい報告】があります。
80代後半まで雅楽のお仕事をされていた90代の男性が大腿骨頚部骨折で入院となり、退院後に当施設のデイケアを利用されました。下肢の機能は向上し日常生活問題ないレベルまで回復しましたが、廃用症候群による肺活量の低下は回復せず、笛が吹けなくなったと気落ちされていました。当施設では訪問リハビリで呼吸療法認定士の資格を持ったスタッフがおり、それを聞いたご本人・ご家族が呼吸リハビリを希望されました。胸部ストレッチ・呼吸筋トレーニングなど呼吸リハビリを中心に5ヶ月間実施し、介入当初は全く音が出せなかった笛が徐々に吹けるようになり、現在は一曲音色を奏でることが出来るようになりました。プロとしてお仕事されていたため、ご本人は現状では納得されていません。今後もリハビリを継続して、ご本人が納得できるレベルまでの向上を目指していきたいと思います。