ほのぼの通信8月号
涼を呼ぶ 初夏の行事
七夕
奈良時代の七夕は五色の糸をお供えしたそうですが、室町時代から、芋の葉にたまった朝露で墨を擦り、書道の上達を願って、短冊を書くようになったそうです。
先月の書道クラブでは、短冊のほか、夏の風物詩を半紙にたくさん書いていただきました。力強い字や味わい深い字など様々で、素晴らしい作品となりました。
桃湯
江戸時代より、夏の土用には、桃湯に入る習慣があったそうです。桃の葉にはタンニンが多く含まれ、消炎、解熱作用があり、あせもや虫刺され、日焼けなどの炎症を抑える働きがあるとのこと。また、桃には魔除けの力があるので、暑気払いとしても用いられたようです。
先月の行事浴では、乾燥した桃の葉を入れた、初の試みを楽しまれました。
七夕にそうめんが食べられるようになったのは、そうめんの原料と同じ小麦粉を縄のように編んだお菓子『索餅(さくべい)』を食べる風習や織姫が使う糸に似ているからなど諸説あるようです。
竹を流れるそうめんは、目にも涼やか…。冷たいのど越しに舌鼓を打たれ、喜ばれておられました。
※昨年同様、ウイルス対策を行って、実施しました。