2023年4月 リハビリテーションたより
毎日コツコツ!脊柱管狭窄症予防・改善自主トレーニング
脊柱管狭窄症とは
背骨にある脊柱管とよばれるトンネル状の管があり、その中を脳から続く神経の束が通っています。その脊柱管が様々な原因によって狭くなることです。脊柱管の中を通る脊髄や神経が圧迫されると手や脚の痛み、しびれ、歩行障害、排尿障害などの症状を引き起こします。主な原因の一つとして加齢による骨や靭帯の変性があり、70歳以上では50%以上が腰部脊柱管狭窄症であるという報告もあります。
自主トレーニングのすすめ
当施設でも脊柱管狭窄症の方が多くみえます。施設でのリハビリだけではなくご自宅でもできる自主トレーニングもおすすめしています。
毎日コツコツ!脊柱管狭窄症予防・改善自主トレーニング
<注意点>
- 痛みの強い時や体調の悪い時は行わないようにしましょう。
- 股関節の手術(人工骨頭など)をしている場合は、できない運動があるため、スタッフと相談しながら取り組みましょう。
この他にも椅子に座って行う運動や立って行う運動などもあります。ご利用者様に合わせた運動を指導させていただいています。
神経の血流アップで痛みを改善しましょう
<足上げリラックス>
脊柱管が広がって神経の血行が良くなり、痛みや痺れをやわらげます
約15 分~30 分
<両膝かかえストレッチ>
足あげリラックスの合間に行います
①両膝をかかえ、腰を丸めるようにする。10~20 秒保持する。
<片膝かかえストレッチ>
②片膝をかかえ、股関節周りをストレッチする。10~20 秒保持する。無理のない範囲で①②を繰り返し行う。
自主トレカレンダーをお渡しして、運動を実施した日のチェックをしていただき運動状況をこちらで確認させていただいています。
3か月継続して行っている方には、表彰状をお渡しさせていただきました。
「これからも、頑張るね」と喜んで頂けました(^-^)
※写真の使用はご本人の承諾をいただいています