NO.5 下肢動脈エコー開始!!
足に痛みがあれば是非検討を。早期に動脈硬化を発見しいつまでも元気に歩こう
閉塞性動脈硬化症(ASO)とは
閉塞性動脈硬化症(ASO)とは手や足などの抹消にある動脈が硬くなったり、狭くなることにより血流が悪くなる病気です。糖尿病、高血圧、高コレステロール、不健康な食事、運動不足などが原因で起こります。症状としては手足が冷たくなったり、歩くと痛みや痺れを感じたりします。
さらに悪化するとじっとしていても痛くなり、最終的に足が黒く変色し壊死したり切断しなくてはならないこともあります。
閉塞性動脈硬化症(ASO)を早期発見するには・・
足に痛みなどを感じたら、以前検査科だよりでお話したABI(血管の詰まり具合)CAVI(血管の硬さ)を調べる検査を行います。ABIの正常範囲は1.00~1.40ですが、0.9以下では抹消動脈の病気が疑われます。
当院では0.9以下の患者様を対象に下肢動脈エコーを開始致しました。
下肢動脈エコーとは・・・
下肢に超音波を当てることにより、リアルタイムに下肢動脈を流れる血液の動きがわかり、また血管の壁の厚さや狭窄の箇所、血栓の有無、動脈硬化の程度などをすぐに確認することができる検査です。
下肢動脈エコー検査方法
ベッドに横になっていただき、足の付け根から足首までエコーゼリーをつけます。プローブを軽く押し当て狭窄、閉塞、血栓などがないか足全体をしっかり観察します。検査時間はおおよそ30~40分程度です。病態によっては延長することもございます。
※検査部以外はタオルケットで覆い、肌の露出を少なくし患者様のプライバシーを損なわないよう配慮させていただきます。
検査の実際
下肢静脈エコーは痛みを伴わない安全な検査です。
足の症状が気になる方は是非受診を!!
足の症状が気になる方は是非受診を!!