医療法人 慈照会グループ

天野記念クリニック

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糖尿病の治療薬

糖尿病の治療薬①

最近では糖尿病の治療をするさい、一種類の薬だけで行うことはありません。

2から3種類の薬を併用することが多いです。併用することで治療効果が増す場合があるからです。また、糖尿病の患者さんは高血圧や高脂血症を合併している場合が多く、これらの薬を併用することもあり、服用する薬が多くなりがちです。飲む薬が多くて困ると訴える患者さんもいますが、自分が何の薬を飲んでいるのか、何のために飲んでいるのかよくわからない場合は主治医の先生に聞いてください。

 

糖尿病の治療薬②

糖尿病の患者さんが高血圧を合併することはしばしばあります。高血圧は動脈硬化の危険因子ですし、糖尿病も動脈硬化の危険因子ですので糖尿病で血圧が高い場合、動脈硬化の危険に非常にさらされやすいといえます。ですから治療しなければなりません。糖尿病患者の場合、血圧はかぎりなく正常に近づけるようにといわれています。血圧を130/80mmHg未満にすることが提唱されています。ほとんど正常値です。ですから塩分の取りすぎに注意してください。以前は一日塩分10gと言われていましたが、最近は1日6g未満にするようにといわれています。元来人間の体は塩分は摂取しなくても生きていけるようになっていますが、味がないと食事がおいしくないため、塩分を摂取するようになりました。塩分制限を始めると最初は味がうすくておいしくないですが、続ければ段々と味が分かるようになっていきますので根気よく続けましょう。

 

糖尿病の治療薬③

降圧薬はいろんな種類がありますが、糖尿病のある人にRA系阻害薬(ARB/ACE阻害薬)が第一選択薬とされています。この薬は血圧をさげるだけではなく、心不全、腎臓の保護作用があるといわれています。また、動脈硬化も抑える効果があるといわれています。最近は強い降圧作用を持つ薬も開発されましたが、比較的降圧作用は穏やかです。ですから単剤だけでは降圧が不十分な場合、異なる種類の降圧剤を併用することが多い。このため糖尿病のある人は服用する薬が増えてしまうのです。

 

糖尿病の治療薬④

糖尿病患者さんにとって血圧が高いかどうかは重要なことであることは理解していただいたと思います。ですから自分の血圧を知るうえでも自宅での血圧測定は大切です。できれば毎日二回、朝朝食前と夜就寝前に測定していただきたい。1回でもいいですが、2、3回繰り返し測る方がよいでしょう。家庭用血圧計は様々なタイプがありますが、上腕用がおすすめです。手首用はあまり勧められませんが診察室の血圧計と比較して精度が信頼できればかまいません。血圧の数値に一喜一憂することはありません。家庭血圧を測定することによって、よりよい高血圧の管理ができると考え実行してください。